東京ホテル会 他ホテル会様との情報交換(2024年7月)
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みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会が日本各地にあるホテル会様との情報交換をしております数値の2024年7月の報告をいたします。
今月も東京の一強状態が続く。7月の東京のRevPARは1万5千円にあと僅かで手が届く数値で好調に推移し、大阪・金沢・水戸のRevPARは6千円から8千円の間で推移
【日本の主要ホテル会 RevPARグラフ】
【日本の主要ホテル会 RevPARグラフ(主要ホテル会比較)】
【日本の主要ホテル会 情報】
東京のRevPARは2022年の12月より爆発的に改善しており、今月もその勢いは続いております。
大阪、金沢、水戸のRevPARは6千円から8千円の間で推移し落ち着いてきております。
東京は相変わらず活発な海外からのインバウンド客に支えられて、好調な数値となっております。
大阪と金沢、水戸のホテル会様の売上ですが6月より伸びております。
今後インバウンド客が増加すれば安定しながら上昇に転じていくことと思います。
今年は1月1日に能登半島地震があり一時期はどうなる事かと心配をしておりましたが、その影響も今は落ち着いてきております。
7月は夏休みに入りレジャーのお客様も動きますので、このレジャーのお客様を上手くとらえていけば夏枯れを防ぐことが出来ると思います。
以下は毎月同じですが書きます。
今はコロナ禍の3年間を塗炭の苦しみに喘いできた観光業からいたしますとまさに恵みの雨だと感じております。
やがて中国インバウンドが本格的に復活し、進む円安で更なる外国人観光客の増員を見込んでおります。
世界中の方々に今以上に東京観光に来ていただきたいと願っております。
安心、安全、街がきれいで、人は優しい日本に来てくださいね。
この好調は全国旅行支援等とインバウンド解禁によってもたらされたもので、決してホテル業界が独自で活性化したものではありません。
まだまだ先は厳しいと思っております。
後は経済産業省の『3割出社、7割ワーケーション』を撤廃していただき、経済活動を優先して人流の動きを活発化する活動をして頂けますと幸甚です。
高部 彦二
東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。
昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。