2023年4月 RevPARエリア順位

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1位は銀座エリア、2位は渋谷・六本木エリア、浅草エリアは11位に上昇、インバウンド様々

東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2023年4月のRevPARエリア順位を発表いたします。

【エリアRevPAR順位グラフ】

東京ホテル会 エリアRevPAR順位グラフ

4月は、1位は銀座エリア、2位は渋谷・六本木エリア、3位は新橋・日比谷・浜松町エリア、4位は東京・秋葉原エリア、5位は赤坂エリア、6位は上野エリアとなっております。
ほぼ先月と同様なのですが当月もインバウンド増加の影響を強くうけており、インバウンド集客が強いエリアが軒並み順位を上げております。

浅草エリアは全国旅行支援等とインバウンド復活の恩恵を受けて昨年12月からは最下位の15位から抜け出て、じわじわと順位を上げており今月は11位となっております。

残念な事に、これに反して横浜・関内エリアが急落して最下位となっております。
横浜・関内エリアですが以前は上位グループだったのですが、最下位となった原因はやはり全国旅行支援とインバウンドの集客数と単価の差によるものだと思います。
銀座をはじめとする東京のエリアは全国旅行支援やインバウンド増加の影響を敏感に受け、お客様の動きが良くなりますと高値での販売に切り換えます。
しかし、横浜エリアはコロナ禍が全盛の時は旅行控えやインバウンド減少の影響も少なく安定していて上位グループとなっていたのですが、東京エリアの動きが活発化してきますと値上げ幅での差が出てきてしまいました。

この好景気が一日も長く続いてくれる事を願うばかりです。

以下は、ほぼ先月と同じですが重要なのでそのままにしております。

全国旅行支援等とインバウンドの復活で都内の宿泊特化型ホテルにもやっと朝日が射し込みはじめました。
しかし、コロナ禍中の暗黒の三年間で観光産業は大きな痛手を負っております。
継続的な景気浮揚策と各国(特に中国様)と仲良くしていただき、安心・安全・親切で綺麗な日本へどんどんインバウンドが来ていただきたいと願っております。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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