2022年10月 RevPARエリア順位

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2位の銀座エリアが1位に浮上、1位の渋谷・六本木エリアが2位となり、3位の横浜・関内エリアは8位に

みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2022年10月のRevPARエリア順位を発表いたします。

【エリアRevPAR順位グラフ】

東京ホテル会 エリアRevPAR順位グラフ

全国旅行支援等での恩恵を受けて銀座エリアが1位となりました。
銀座エリアはコロナ前は常勝で1位だったので見事に復活とあいなりました。
全国旅行支援政策終了後も1位でいてくださいね。
やはり銀座が元気になっていただかないといけません。
銀座ですが11月12月はクリスマスのイルミネーションも綺麗に華やかになりますし、さらに賑わいを増していただきたいですね。

横浜エリアが8位となった原因ですが、やはり全国旅行支援とインバウンドの集客による差だと思います。

銀座をはじめとする東京のエリアは全国旅行支援やインバウンド増加の影響を敏感に受け、お客様の動きが良くなりますと高値での販売に切り換えます。
横浜エリアもそのように動くのですがあまり高値にはできず、その差がRevPAR順位に現れてしまいました。
横浜エリアはコロナ禍が全盛の時は旅行控えやインバウンド減少の影響も少なく安定していて良かったのですが、国民がコロナ禍をあまり気にしなくなりますと東京エリアへの動きが活発化して差が出てきてしまいました。

しかし、宿泊特化型ホテルのコロナとの戦いは果てし無く長い戦いで、かつまだまだ終焉がみえません。
苦しい、本当に苦しい戦いです。

毎回同じですが、コロナで死ぬか、不景気で死ぬか・・・・

継続的な景気浮揚対策と中国インバウンドの早期回復を望みます。
中国様には早くゼロコロナ対策を止めて経済を回す政策にしていただきたいです。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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