東京ホテル会 他ホテル会様との情報交換(2022年8月)

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みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
今回は東京ホテル会が日本各地にあるホテル会様との情報交換をしております数値の2022年8月版についてです。

金沢のホテル会様が大きく続伸

【日本の主要ホテル会 RevPARグラフ】

日本の主要ホテル会 RevPARグラフ

金沢のホテル会様にお聞きをしたところ、以下のようなご回答がございました。

 ・ 金沢の8月好調の要因は観光したい方々の需要が高まった

 → 特に金沢観光は屋外が多いので、そこもポイントかと思います。

 ・ スポーツ大会の影響

 → サッカーや野球の大会によりその家族を含めた需要が生まれた。

 ・ ブロック割の影響(石川県助成金と金沢市助成金が併用可能)

 → 多くのエリアが、宿泊者の事前登録や、宿泊券の購入等で利用者には複雑だが、石川県のブロック割は、宿泊者は申請作業等を行わず、ワクチン等の必要書類の準備だけ。
すべて事務作業はホテル側が行う。
これでブロック割の利用者が多いのかと思われます。(ホテルは大変ですが・・・)
また、単に安いプランではなく、助成金額を考慮して高価格帯の客室を利用するゲストが増え始めた。
ブロック割対象エリア(9県)の宿泊者数は、コロナ前の約2倍。

これらにより、8月の好調な結果が生まれたかと思われます。
羨ましい限りです。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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