2021年12月 東京ホテル会 報告
- 東京ホテル会日記
- コロナ
- 売上分析
全てにおいて上昇
みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2021年12月のまとめができましたので発表いたします。
図をご覧ください。
【稼働率7年間グラフ】

【ADR(単価)7年間グラフ】

【RevPAR7年間グラフ】

12月は対前年同月より稼働率、ADR、RevPAR全てにおいて上昇しております。
傾向といたしましてはADRの上昇は微減ですが稼働率は約17%も上昇しており、ADRは前年のままで稼働率を伸ばす作戦で、結果RevPARも上昇いたしました。
これは先月同様に部屋を埋める為に周辺ホテルとの価格競争に突入しており単価(ADR)を下げながら運営をしている事の現れです。
コロナ禍の今は仕方がない状況かと思います。
ここから先は先月と同じですが、重要と思っており、そのまま掲載をいたします。
厳しい、本当に厳しい運営を強いられている都心の宿泊業界です。
何度も何度も書きますが本当に一日も、一日も早い回復を願ってやみません。
日本経済を回す起爆剤としてGo Toトラベルや地域での振興政策は必須だと感じております。
皆様はどうお考えでしょうか。
高部 彦二
東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。
昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。