2021年11月 RevPARエリア順位

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繁華街が上位で横浜・関内は押される

みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2021年11月のRevPARエリア順位を発表いたします。

【エリアRevPAR順位グラフ】

東京ホテル会 エリアRevPAR順位グラフ

11月のエリア順位につきまして、1位は安定の渋谷・六本木エリアです。

2位は新宿エリアです。
先月にお伝えしましたが、緊急事態宣言が解除されて飲み会が増えてくると上位になると予想しましたが見事に2位になっております。
流石は不夜城の新宿、コロナを広めないように節度をもって飲み会してくださいね。

3位には銀座エリアが登場いたしました。
コロナでインバウンドが絶え、非常に厳しい日々をおくっていた銀座エリアですが、緊急事態宣言解除後に動きが出てまいりました。
高い単価の取れるエリアなので、これからが楽しみです。

11月のエリアの動きでは1位が渋谷・六本木、2位が新宿、3位が銀座となっております。
この上位3エリアは東京を代表する繁華街でやっと息を吹き返してまいりました。

9月10月と2位でした横浜・関内エリアは8位となっております。
都心が元気になり始めますと横浜・関内エリアは押され始めたのかもしれません。

気になるのが浅草エリアです。
現在も最下位となっております。
コロナでインバウンドが途絶し、インバウンド依存比率が高かった銀座エリアと浅草エリアは塗炭の苦しみを味わう事となってしまいました。
ここに来て銀座は復活の兆しがございますが浅草は依然として苦しんでおります。
これは繁華街(銀座)と観光地(浅草)の差が出てしまいました。

あと、湾岸エリアは14位となっておりますが、展示会等が活発になれば回復すると思っております。

コロナは恐いですが一日も早くインバウンドが来て欲しいと思う今日この頃です。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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