2021年10月 RevPARエリア順位
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銀座エリアがじりじり上昇
みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2021年10月のRevPARエリア順位を発表いたします。
緊急事態宣言も解除されエリア順位にも少しずつ動きが出てまいりました。
【エリアRevPAR順位グラフ】

10月のエリア1位は安定の渋谷・六本木地区です。
2位は横浜・関内エリアです。
横浜・関内エリアですが9月10月と2位をキープしております。
以前もお話しをいたしましたが横浜・関内エリアはインバウンド減少の影響をあまり受けずにおり、これが安定の2位となったと推測いたします。
3位は新宿エリアです。
こちらも9月10月と3位をキープしております。さすが不夜城の新宿です。
飲み会が増えてまいりますとさらに上位になると思います。
以上が1位から3位まででした。
次は目立った動きといたしまして、銀座エリアがございます。
銀座エリアですが、じりじりと順位をあげており、現在6位となっております。
銀座エリアですが浅草エリアと共にインバウンド需要に依存をしていたので、コロナ禍によりインバウンド需要が途絶えて苦戦をしておりましたがゆっくりですが回復に向かっております。
流石は銀座ですね。
あと、オリンピック・パラリンピックが終了した湾岸エリアは14位となっております。
コミケや展示会等の復活が待たれるエリアです。
現在も上野エリア(13位)と浅草エリア(15位)が非常に苦しいエリアとなっております。
こちらもやはりインバウンド需要が無くなったせいでの減少と理解しております。
上野エリアにつきましては飲み屋街も多く、飲み屋需要の復活と共に上昇をしていくと思います。
高部 彦二
東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。
昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。