2021年9月 RevPARエリア順位

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湾岸エリアは急落、上野・浅草エリアは厳しさ続く

みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2021年9月のRevPARエリア順位を発表いたします。

【エリアRevPAR順位グラフ】

東京ホテル会 エリアRevPAR順位グラフ

9月のエリア1位は安定の渋谷・六本木地区です。
緊急事態宣言も解除となりましたし、これからの動きが楽しみです。

2位は横浜・関内エリアです。
先月もお話しをいたしましたが、横浜・関内エリアはインバウンド減少の影響をあまり受けずにおります。
地元企業と地元個人の方々の利用があり良い順位をキープしております。
こちらは未だエリア内の会員数が少なく、会員様を順次増やしていきたいと思っております。

3位は新宿エリアです。
7月8月はオリンピック・パラリンピック特需のエリアに押されて5位・4位となりましたが底堅い動きをしております。
緊急事態宣言解除でお酒も呑めるようになりますと1位も狙えるパワーを秘めております。

オリンピック・パラリンピックが終了した湾岸エリアは13位と急落してしまいました。
湾岸エリアですが東京ビックサイト等の展示場での展示会等が開催されないと苦しい状況が続くと思います。

現在も上野エリアと浅草エリアが非常に苦しいエリアとなっております。
こちらはやはりインバウンド需要が無くなったせいでの減少と理解しております。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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