2021年8月 東京ホテル会 報告
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7月よりやや下回る
みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
東京ホテル会、2021年8月のまとめができましたので発表いたします。
有り難いことに8月より東京エリアの東急ステイ様が全てご参加していただきまして会員数が約250ホテルのホテル会となりました。
さて、8月ですが7月同様に東京オリンピック・パラリンピックの大会関係者や海外マスコミ等を受け入れたホテル様は大変良い数字となっておりますが、受入をされてないホテル様は相変わらず苦しい状態となっております。
先ず図をご覧ください。
【稼働率7年間グラフ】

【ADR(単価)7年間グラフ】

【RevPAR7年間グラフ】

8月は稼働率、単価(ADR)、RevPAR共に7月をやや下回った数字となっております。
これはやはり7月のオリンピックと8月のパラリンピックとでは注目度が違うのかなと思っております。
また、9月からは主立ったイベントも無く、今年の6月ぐらい迄の数値に戻り、苦しい日々が続くと考えます。
一日も、一日も早い回復を願ってやみません。
高部 彦二
東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。
昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。