2021年6月 東京ホテル会 売上分析

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RevPARは先月と比べて300円の微増

みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
今回は東京ホテル会の2021年6月の分析をいたします。

2021年6月のRevPARは先月(5月)より約300円の微増となっております。

6月20日に第3回目の緊急事態宣言が解除され、町に活気が出てまいりました。
また新型コロナウイルス用ワクチン接種をされた方も急激に増えはじめ、このまま景気が上昇していくと良いなと思う日々でした。

それでは東京ホテル会の平均値グラフをご覧ください。

2020年と比べて稼働率は18.1ポイント伸びておりますが、単価が1298円下落してしまいました。

これは長引くコロナ不況により、安売りで稼動を伸ばす形となっております。

東京ホテル会の稼働率ですが2020年の4月と5月が大底の数値となっております。
コロナ禍より一年以上が経過してさすがに皆様コロナ慣れをしており、2020年4月と5月のような悪化はしませんでしたが、依然としてかなり厳しい数値です。

嗚呼、早く回復して欲しいです。

【稼働率】

東京ホテル会データ 稼働率 7年間グラフ

【ADR】

東京ホテル会データ ADR(単価) 7年間グラフ

【RevPAR】

東京ホテル会データ REVPAR 7年間グラフ
著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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