宿泊特化型ホテルには厳しいGW。
東京ホテル会では『祭り』と称します。

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東京ホテル会にとっての『祭り』とは?

東京ホテル会では、「ゴールデンウィーク」「お盆」「シルバーウイーク」「年末年始」の期間を『祭り』と称して詳細に分析をしております。

東京の宿泊特化型のホテルにおいて、この4つの期間は売上の下ブレする大変苦しい時期となっております。
そして東京ホテル会にご入会をされているホテル様ですが宿泊特化型のホテルが大多数でございます。
東京ホテル会ではこの売上が下ブレする苦しい時期を『祭り』と称し真っ向から対策に取り組んでおります。

なぜなら、この4つの時期についてしっかり対策をして高い売上を獲得できるホテルになれば、毎週来る日曜日や他の祝祭日についてもその対策が流用可能なので、年間を通して強いホテルを作る事が出来ると確信をしているからです。

現在、日本の年間の休日は120日にもなり始めております。
1年365日として年間休日が120日ですと、3日に1回は休日となります。
この3日に1回の休日を「休日だから駄目だ、あきらめよう」と諦めてしまえばそのホテルの将来はありません、ええ、絶対に未来はありません。

東京ホテル会のスローガンの1つとして「競い合う事でしか生き残る道は無し」がございます。
この競い合うは競合他社様だけではなく、売上が下ブレする『祭り』期間に対しても戦っていただきたく活動しております。
長くなりましたが東京ホテル会ではなぜこの期間を『祭り』と称しているのかの説明に移ります。

東京ホテル会はなぜ『祭り』と称するのか?

東京ホテル会の『祭り』ですが、御霊会系の祭りとして考えております。
御霊会系の祭りの1つとして京都の有名な祇園祭がございます。
では、御霊会の祭りとはどんな祭りかと言いますと、怨霊・疫神等を鎮める祭りです。
https://kyotokankoyagi.com/gionmatsuri-rekishi-jp

東京ホテル会の皆様をへこます、荒ぶる神をお祭りし慰撫し鎮めて、会員ホテルの皆様が世界最強の強いホテルになる事を願い『祭り』と名付けております。

さあ、今はコロナという疫神に負けずに、強いホテルを作っていく事に邁進していきたいと思います。

長文を読んでいただき誠にありがとうございます。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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