東京ホテル会 2021年4月の報告

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昨年と比較し稼働は伸びるも、単価はコロナ前に遠く及ばず...

東京ホテル会、2021年04月のご報告

みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
今回は東京ホテル会の2021年04月の分析をいたします。
はっきり言いまして今月も絶望的に悪いです。

雇用調整助成金等の各種補助金で凌がねばならない状況です。
某金融機関様や某ファンド様では利息を滞りなくお支払いをしている関与先はとっても有り難いと申しておりました。
また一年間我慢したのでトリアージも進めておられです。

東京ホテル会平均値のグラフをご覧ください。
2020年と比べて稼働率は倍以上伸びておりますが単価が上げらませんでした。
結果RevPARは2020年は上回りましたが、2015年から2019年の数値には遠く及ばない数値となっております。
緊急事態宣言、蔓延防止等々で東京の宿泊産業には強い逆風が吹きつけ続けております。
一日も早く順風満帆な日々になって欲しいと願っております。

【稼働率】

東京ホテル会データ 稼働率 7年間グラフ

【ADR】

東京ホテル会データ ADR(単価) 7年間グラフ

【REVPAR】

東京ホテル会データ REVPAR 7年間グラフ
著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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