コロナの置き土産、少子化が進んでいた

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みなさま、こんにちは、東京ホテル会を主催しております高部です。
今回はコロナウイルスの巨大な置き土産と題しまして、これからの日本の事を考えていきたいと思います。

少子化傾向が14年前倒しで到達!

大問題としてコロナウイルスで少子化傾向が14年前倒しで到達いたしました。トホホ

2016年に出産が100万人を割り込みました、この時に色々なメディアが危機を訴え100万人ショックと言われる事となりました。

その後も出産は減少していき2019年は96万人となり、とうとうコロナ禍下の2020年の出産人口は83万人へと大幅に減少してしまいました。

この出産は十月十日かかりますので、コロナ禍の前に妊娠された方々がおられます。

コロナ禍真っ最中の2021年ですが出産人口は70万人台となることが確実となっております。

これは国立社会保障・人口問題研究所さんの推計によれば人口減少のスピードが14年先倒しで到達してしまったとの事です。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.asp

えーとわかりやすく言いますと、このままのスピードで人口減少が進みますと15年後には九州と四国を合わせた人口が減るという事になります。

そうなりますと、ホテルの大淘汰時代の到来となってしまいます、何とか皆様の英知を合わせて乗り切っていきたいと願っております。

皆様は如何に思われるでしょうか。

著者紹介

高部 彦二

東京のビジネスホテルに約40年間勤め、勤続中より、東京ホテル会を立ち上げる。
ホテル支配人として、東京ホテル会会長として、バブル崩壊、リーマンショック、3.11東日本大震災、そして今回のコロナショックと東京の宿泊特化型ホテルの変遷と進化を見続けてきた。
『これからの人を育てる』を信条に、品川区及び江東区の旅館組合長他、環境衛生協会、食品衛生協会等々、各種団体の重役として活動する傍ら、業界紙への寄稿も行う。最近のデータ分析は稼働率やADRよりも『RevPAR中心主義』を掲げている。

東京ホテル会

昭和60年、品川区・港区で営業中のホテルを中心に「情報交換と協力親和により共存共栄とホテル業界の向上発展に寄与する」事を目的として『東京城南ホテル会』として発足した。
その後、業界を様々に襲う危機の中、「各ホテルが生き残る為に必要な情報を得ることができる会」へと実践的な変貌を遂げ、平成10年『東京ホテル会』として都内全般のホテルが参加する会に発展した。
『競い合うことでしか生き延びる道は無し』をスローガンとして、毎月の稼働情報交換、他ホテル見学会、活動やセミナー・勉強会の開催等の活動を行っている。現在参加223ホテル、総部屋数43,429室。

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